インテル® クイック・シンク・ビデオとは? Intel Quick Sync Video
インテル® クイック・シンク・ビデオは第 4 世代インテル® Core™ プロセッサーに内蔵された機能です。専用のメディア処理機能により、ビデオの作成と変換をより高速かつ簡単な作業に変えてくれます。たとえば、DVD またはBlu-ray* ディスクの作成、3D ビデオの作成と編集、2D ビデオファイルから 3D への変換、ポータブル・メディア・プレーヤー向けのビデオ変換、お気に入りのソーシャル・ネットワーキング・サイトにアップロードするビデオの変換などが、あっという間に完了するようになります。
テスト環境はIntel Core i5 4460 を ASUS H97M-E で使用。TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時間を比較。
まずは標準の x264エンコーダー。
続いては Intel QSV で。出力の設定を下記の通り変更。
おや。エンコード速度が約50%アップ!これはすばらしい。
ちなみに、設定の誤りなど非対応時は Intel Media SDK Hardware が選択出来ません。
Intel CPU のオンボード機能を利用する為、別途グラフィックボードを利用している場合はBIOSの設定変更が必要となりますのでご確認ください。
このマザーボードの場合は Advanced → 詳細 → システムエージェント設定 → 統合グラフィックス設定
「 CPU Graphics Multi-Monitor 」を有効にしてあげてください。CPUオンボードグラフィックスと増設したグラフィックボードの併用が可能になり、Intel Quick Sync Video が有効になります。他社のマザーボードも似た設定方法になるので調べてみて下さい。
また、出力した映像のクォリティについては何とも言えません。他方でブロックノイズが気になるとの指摘もありました。高速なエンコード技術のひとつとして選択肢に入るだけで、ベストな選択と言えるか正直分かりません。但し、大幅な速度向上が得られるのは確かなのでいろいろ試す価値は絶対にあります。
是非、お試しください。